カルナバイオサイエンス株式会社

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Oncolines™
~ヒト腫瘍細胞株増殖アッセイサービス~

カルナバイオサイエンスはオランダ Oncolines社によるヒト腫瘍細胞株を用いた化合物受託解析サービスを提供しております。Oncolines社で独自に構築された各種データベースと卓越した解析技術により、がん創薬に有用な解析結果をお届けいたします。

Oncolines™ は細胞株の増殖を指標に、各がん細胞に対する化合物の阻害効果を測定するプロファイリングサービスです。10,000倍濃度範囲(31.6μM-3.16nM等)における9点濃度(n=2)にて測定した用量反応曲線を作製、50%阻害値は外挿することなく実測範囲内の結果として報告いたします。(実施した濃度範囲での実測値から50%阻害値を算出するに不適切であった場合には無償で適切な濃度設定にて再試験を実施いたします)。

Pie Chart
  • Oncolines™ は細胞株の増殖を指標にした化合物のプロファイリングです
  • 現在102種の細胞株を取り揃えており、細胞株数は更に拡張予定です
  • 全ての細胞株は世界最大の細胞バンクATCCの商用ライセンスを受けています
  • 細胞株はATCC推奨の培地で培養しています
  • 継代数の少ない細胞を使用している為、細胞の変性による化合物に対する反応性の変化の心配がありません
  • 細胞毒性と細胞増殖抑制による結果の違いを見極めます
  • 測定は9濃度ポイントにてDuplicateで行います
  • 実験の培養時間は3日および5日にて最適化されています
  • 試験結果はInteractive Report(HTML形式)またはPDFファイルにてお届け致します

納期は約6週間です

Oncolines社提供各種解析および薬剤併用効果サービスをご希望される方へ
本サービス試験結果は追加実験なしでそのまま解析サービスおよび薬剤併用探索/解析サービスにご活用頂けます。より質の高い解析結果をご取得頂くために102細胞株フルパネルでのOncolines™ ご利用がお勧めです。

IC50,GI50,LD50値による報告

再現性の高さから証明されたデータの信頼性

別時期取得Adriblastina®用量反応曲線のオーバーレイ

三次元(3D)細胞培養での実験について
本サービスは二次元(2D)培養系にて実験を行っておりますが、がん細胞株の中には三次元(3D)培養で細胞を増殖させると薬への反応がより生体に近づくものが報告されています。三次元培養系での実験についてはご相談ください。

(左図)2Dおよび3D培養におけるKRAS野生型およびKRAS G12C変異細胞株を用いた生存率アッセイにおけるKRASG12C阻害剤ソトラシブ(AMG-510)の用量反応曲線(上)と細胞株の球状形態(下)(Oncolines社提供)。

アポトーシスアッセイ
お客様のご希望に沿いカスパーゼ活性を指標としたカスタムのアポトーシスアッセイも承っております。

<ご利用ガイド>
アッセイ方法
Volcano Plot

細胞株を384well plateに播種し24時間培養後に化合物を添加、その後72時間または120時間化合物存在下で培養し、ATP量を指標に細胞の増殖を測定。

  • ウェルあたりの細胞数は化合物の阻害を検討するために最適な条件を細胞株ごとに設定
  • 化合物を含まないウェルをコントロールとして、リファレンス化合物にはAdriblastina®を実験に含めています
  • 他のアッセイ条件をご要望の場合はご相談ください
Oncolines社
Oncolines B.V. (旧 Netherlands Translational Research Center B.V., NTRC) について
Oncolines B.V.はオランダ・Oss市にある中核的研究施設内の拠点から、オンコロジーおよびがん免疫療法分野において開発薬剤/医薬品候補の差別化を追求する世界中の製薬・バイオテック企業へ精密医療サービスを提供する企業です。データ解析等で卓越した専門技術を備えたエキスパートで構成されており、薬剤の特徴、活性、選択性の見極め、他の薬剤との差別化を質の高い一連のサービスでサポート致します。同社は2011年の創設後2021年にNetherlands Translational Research Center B.V. (NTRC)からのスピンオフを経て2023年よりSymeres Netherlands B.V.のdaughter companyとなりました。
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