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GeneNominator™ ~遺伝子発現と薬剤感受性の相関解析サービス~
カルナバイオサイエンスはオランダ Oncolines社によるヒト腫瘍細胞株を用いた化合物受託解析サービスを提供しております。Oncolines社で独自に構築された各種データベースと卓越した解析技術により、がん創薬に有用な解析結果をお届けいたします。
遺伝子発現解析 GeneNominator™は、お客様の化合物が影響を与えるシグナル経路・関連遺伝子群、薬剤感受性・耐性のメカニズムの探索に最適なバイオインフォマティクスツールです。大規模な遺伝子発現プロファイルデータセットを用いて、薬剤に対する感受性または耐性と遺伝子転写の間の相互関係を同定します。特定の疾患に関連するお客様化合物のマーカー情報は、臨床試験における患者の層別化に役立ちます。
- >19,000遺伝子のmRNAデータを含めお客様の化合物のOncolines™ ヒト腫瘍細胞株増殖アッセイ評価結果との関連性を網羅的にコンピューター解析
- 既存薬剤のOncolines™ ヒト腫瘍細胞株増殖アッセイ評価結果データベースなどを利用した独自解析方法で、薬剤反応に関わる生体内作用を同定します
- お客様の化合物に対する薬剤感受性に関連性が高い遺伝子とシグナル経路を明確に解析し高解像度のグラフィックにてご報告いたします
- 網羅的解析に加えがん関連遺伝子や遺伝子診断に含まれる遺伝子などサブセット化された遺伝子に対しての解析も実施
納期約2週間
本サービスご利用にはOncolines™ ヒト腫瘍細胞株増殖アッセイ102種細胞株フルパネルでの化合物評価結果を活用されることをお勧め致します。

- <ご利用ガイド>
- サービスの流れ
- 被験物質の取り扱いについて
- Oncolines社提供サービス申込書
お客様薬剤の感受性または耐性とタンパク質発現レベルとの相関解析にはProteomicsProfiler™をご利用ください。
GeneNominator™ 相関解析サンプル : afatinibに対する薬剤感受性
Box Plot
お客様化合物と事前にプロファイルされた248薬剤のピアソン相関係数による比較。Afatinibに対する感受性と発現が強く相関する疾患治療の標的、または診断や予後のマーカーとして使用されている上位10遺伝子が提示。負の値が大きいほど、相関が良好。

Interaction Analysis
遺伝子の高発現がafatinibに対する感受性または耐性と最も強い相関を示す200遺伝子の既知および予測されるタンパク質間相互作用のネットワークプロット。

Gene Set Analysis
全ピアソン相関リストの負または正のセクションにおいて、最も大幅な偏りが見られる25の遺伝子セットのエンリッチメントマップ。各円は遺伝子セットを表す。赤い円は負の相関遺伝子(感受性マーカー)、青い円は正の相関遺伝子(耐性マーカー)のセクションで偏りが見られた遺伝子を含む遺伝子セットを示す。

- Oncolines B.V. (旧 Netherlands Translational Research Center B.V., NTRC) について
- Oncolines B.V.はオランダ・Oss市にある中核的研究施設内の拠点から、オンコロジーおよびがん免疫療法分野において開発薬剤/医薬品候補の差別化を追求する世界中の製薬・バイオテック企業へ精密医療サービスを提供する企業です。データ解析等で卓越した専門技術を備えたエキスパートで構成されており、薬剤の特徴、活性、選択性の見極め、他の薬剤との差別化を質の高い一連のサービスでサポート致します。同社は2011年の創設後2021年にNetherlands Translational Research Center B.V. (NTRC)からのスピンオフを経て2023年よりSymeres Netherlands B.V.のdaughter companyとなりました。
- https://www.oncolines.com/